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執筆者の写真Yasuko Takeuchi

【額装のアイデア】額装の楽しみ方について

更新日:2020年5月24日

今月は当教室も延期や中止など、一部レッスンの開催を見合わせているので、先週くらいから、お道具のお手入れや材料の整理、今日は以前制作した額装作品のリメイクなどをしています。


ホームページ冒頭でもお話ししていることですが、「フランス額装」は、フランス語の、encadrement、日本語で「額装」と同じですので、“フランスではこんな風に楽しんでいる”ということだと思っています。


私が何より額装を楽しいと思うのは、

作品(飾ろうとするもの)を自分で好きなように解釈して作品を額縁の中にコーディネイト出来る。

というところです。



例えば、以前作ったこちらの↑切手の額装作品は、切手の中にある色(オレンジ・青・水色)を使って、四角い二つの窓を回転させて、重ねたようなデザインにして、白いフレームに入れていました。(1枚目の写真)


リメイクを始めた今回はまたぴったりのオレンジ色のペーパーを見つけて、窓も丸くしました。(2、3枚目の写真)

この切手は2011年にパシフィコ横浜で開催された国際切手展で購入したものなのですが、


「NEDERLANDの文字をエンボス加工にして表現しようかな」とか、開催地横浜の「赤い靴のモチーフを使おうかな」とか、オランダの運河のような水色のラインは「ゴルジュ(フランス語で溝の意味)で表現してみようか」とか、ペーパーの色見本をかざしたりしながら、たった1枚の切手からあれこれ想像を膨らませています。

そうしてぴったりのデザインが決まったり、ぴったりの色・柄の紙などに出会ったときは、とっても幸せな気持ちになります。


お教室をしていると、誰にでも出来るデザイン、というのももちろん大切で、たくさんの人がちょっとした工夫で気軽に額装を愉しめるようなお手伝いはしていますが、慣れてきたら少しずつアドバイスさせていただいて、お持ちいただいた作品(飾りたいもの)の発している個性や持ち味を一緒にゆっくり吟味して、「他の誰とも違う私だけの作品になった。この作品を誰かに見てもらいたい!」とつい思ってしまう(ような)そんな楽しみ方を提案できたらなと思っています。


ただし、額装はあくまでも作品の引き立て役ですので、どんな工夫もやり過ぎには注意!が必要なのですが。。。


額装したいものを見つけたら、最初に「こんな風に額装したい!」も大事ですが、作りながら、「こうしてみようかな。」「やっぱりこっちの方が似合う。」など試行錯誤しながら一つ一つ額装を楽しんでいきましょう。


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