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執筆者の写真Yasuko Takeuchi

【額装のアイデア】マーブルペーパーのワークショップ

額装のテクニックの中にあるラビの装飾や、紙額と呼ばれる額縁を使わずに包む時の包装紙に、イタリアやフランスなどで作られたマーブルペーパーを使うことがあります。


イタリアやフランスへ何回か行っていますが、海外から大きな紙製品を綺麗な状態で買って帰るのはなかなかハードルが高いですよね。

そこで、大抵は、販売されている額装の先生から購入したり、名古屋の紙の温度さんに立ち寄って、汎用性がありそうな色を揃えたりしています。


できれば少しお教室用に追加で仕入れておきたいな、と思っていた矢先、本場イタリアでマーブルペーパーを学ばれた「カルテアマーノ」さんを見つけました。

マーブル紙の製作体験ををお願いしたところ、ワークショップの日程を調整していただけることになりました。

(写真は仕上がった5枚のマーブルペーパー、製作風景、市販のペーパーを使ったマット)


5月からは専用アトリエもオープン予定とのことですが、今回はご自宅にて開催。

マーブル用の水を張った容器や絵の具、専用の絵筆がセッティングされたお部屋に入ったら参加者(4人)全員でセッティングテーブルと先生のマーブル作品に釘付け。先生を4人で質問攻めにして、挨拶もそこそこにワークショップ開始となりました。


イタリアのアクリル絵の具を、ファン型の絵筆で水面に落としていきますが、色を落とす、「場所」「順番」「量」「回数」「力加減」などによって全体の印象が全く変わります。水面にのった絵具の広がりや濃さ(どの色をいくつ使ったかさえ・・)を目視で判断するのが難しく、果たして自分の好みに仕上がっているのか、白い紙の上に色が乗るまでわからないというハラハラドキドキな期待感や意外性(?)を楽しめます。


たとえば「青っぽくしたいな。」と思って作り始めても、色を重ねて行って紙に乗せてみると、ちょっときかせ色に入れたつもりの緑が一番強く出ていたり、、、予想通りに仕上がらないところが、難しくもあり、新鮮でもあり、何度でもやってみたくなる奥深さ。


針金など棒状のものでラインを自由に引いて模様をつけられるので、出来上がる柄はやった人数×作った数だけあるということになり、オリジナルのペーパーが出来上がります。


色が薄かったかなとか、細かい柄にした方が良かったかなと思いつつ、持ち帰った全てのペーパーを並べてみたら、結果なんだか本人的にはいい感じ。気に入っています。


私は額装用のフィレ(細く切って装飾する)を想定していたので、柄の細かい水玉模様が作りたいなと思って参加しましたが、一緒に参加した方の中には、ペーパーの一部をお花柄にしたり、渦巻きにしたり、いろんな柄を楽しむ方はもちろん、カルテアマーノさんの作った大きいペーパーを「そのまま飾りたい!」と分けていただいている方も。


水の動きで描かれるマーブル模様のペーパー、飾っても、使っても、作っても、色の力で癒しやパワーをもらえる気がします。







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